ネギ先生獣○疑惑(エロガモの災難)
ガサゴソガサゴソ
「あや〜ないやね〜。」
「このえさんきっとどこかにあるはずです。頑張ってさがしましょう。」
「まだまだ怪しそうなところはありますし。」
ガチャ。アスナは帰ってくると、ネギのスペースをあさくる三人につっこんだ。
「このかと那波さん何ネギのエリアあさくってるのよ!それに、はかせちゃんまで!?」
アスナの疑問に淡々とこのかが答える。
「実はな、三人でネギ君のエロ本を探してたんよ。」
アスナはその答えにあきれつつこういう。
「そんなつまんないことやめなよ。一応聞いておくけど、なんで、そんなことしようと思ったのよ?」
このかは、アスナに無邪気な邪悪さをみせる。
「ネギ君の隠していたエロ本を見つけてわざとらしくふとんの上に置いておく。何も知らんで帰ってきたネギ君はすこぶる恥辱を受けって、心暖まるコミュニケーションをとりたいんよ。それで、探してたんや。」
那波さんたちも追加説明をする。
「私は最初、小太郎君とねそんな暖かいコミュニケーションを取ろうとしたら、小太郎君は持ってなくて残念に思ってたの。そうしたら、はかせさん達が来たから、話をしたら、意気投合してこうなったの。」
「ネギ先生は10歳といえど、たくさんのお姉さまに囲まれて生活しているので、一般の10歳に比べ、内面的性欲が開発され…(以下長いので略。要はエロ本所持の可能性が高いとのことらしい。)」
アスナは感心していた。
「なるぼとねえ。」
「あのう?アスナさん止めなくていいのですか…。」一緒についてきた刹那の言葉にハッとしたアスナは止めにかかる。
「ちょっとみんな落ち着きなさい。ネギのプライバシーを暴くようなことはやめなよ〜。」
「ええやん。アスナも気になるやろ〜?」
「気にはなるけどやめなさいって。あっ、那波さんもあさらないって!」
そうやってもめているとはかせが素っ頓狂な声をあげた。
「みなさ〜ん。ネギ先生って獣$の気があったんですね。」
はあっ?
一瞬全員が固まる。
はかせはさらに話を進める。
「だってほら、この本のタイトル、Erotic Okojoですよ。」
「あらあらネギ先生って意外にマニアックなのね。」
「そんなネギ君が…。」
「ネギがそんな変態さんだったなんてねえ。」
震えるアスナに刹那が語りかける。
「あのアスナさん。私が思うに」
全部刹那が説明できれば良かったが、その前にネギが帰って来てしまった。
そして、ちょうど帰ってきたネギに不幸がふりかかる。
ガチャ
「のどかさんにゆえさん。アスナさん達が帰ってくるまで部屋でお茶でも飲んでましょうか?」
「そうですね。のどかそうさせてもらいますか。」
「うん。そうするー。」
平穏な会話をするネギに恐怖が迫る。
ガシッ!
「アスナさん苦しいです〜。何するんですか〜!?」
「それはこっちのセリフよ!まさかアンタが動物好きの変態さんなんて知らなかったわよ。本屋ちゃんとかに好かれているのに飽きたらずこんなマニアックな領域まで手を出して…。」
「そんな訳の分からないことなんで僕がいわれなくてはいけないんですか〜?」
アスナはそれを聞くと怒りを込めながら証拠の品を突きつける。
「これが証拠よ!あんたのスペースにあったのを見つけたんだから!」
「知らないですよ。そんな本。」
「じゃあこの本はなんなのか説明しなさいよ〜!」
そんな二人の会話のさなかにのどかがみんなで食べようと買ってきたケーキを落とした。
ボトッ!
「え、Erotic Okojo…。そ、そんな信じてたのに…。イヤー!」
「のどか待つです。」
アスナはそれを見ると、ネギに最後通牒を突きつける。
「あ、あんたね〜変態に走るだけでも罪深いのに、本屋ちゃんまで泣かすなんて。こんな変態はボコボコにして叩き出しちゃるわ!」
「ヒイッ。」
ネギがアスナに粛正されようとした時、それを止める者がいた。
「姐さん待ってください。」
アスナはカモを睨み付けながら不機嫌そうに問いかける。
「カモなんで止めるのよ。忙しいからとっとと言いたいこと言いなさいよ。ネギの命乞いなら聞かないから。」
その圧倒的な威圧感に消えそうになりながらもカモは勇気を振り絞り真相を暴露する。
「すまねえ!姐さんに兄貴。実はあれは俺っちの物なんです。兄貴は悪くないんです。」
「へっ?」
あまりの拍子抜けの事実に素に戻るアスナ。
アスナは刹那に顔を向ける。
「刹那さんが言いたかったことってこのこと?」
刹那は黙って頷く。
「ほか、カモ君は健康なオコジョだからエロ本の一冊くらい持っててもおかしくないやな。納得したわ。」
このかは事実関係を理解した。そして、その瞬間すべての誤解が崩壊した。
「アホガモー!あんたのせいで大恥かいたじゃない!捻ってやるわ!」
真相を理解したアスナは赤くなりながら、カモを追っかけ回していた。
無論、アスナによりボコボコになったカモがのどか達に説明しに行ったのはいうまでもない。
カモ君、最後に一言ないですか?
「ヒドいっすよ。姐さん…。」
そうですね。ご愁傷様です。